Whirlwind

咲-Saki-/咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A/シノハユ the dawn of age

咲-Saki- 第127局[対抗] 感想

前回の東4局、部長が

345m345p334455s南 ロン:南
で明華ちゃんに12000を直撃。
 
明華ちゃんは
6m5588p南南 ポン:東東東 チー:324p
で洋榎の親マンを警戒しオリた南で放銃した。
 
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一方今回の点棒授受のシーンで明らかになった洋榎は
45678m789p77s ポン:中中中
369m三面張。
 
結果的には洋榎の親マンを警戒した明華ちゃんがオリ、悪待ちを選んだ久部長に振り込んだ形。
明華ちゃんがオリることを見越しての南単騎と洋榎は考えたが、かじゅはこの偶然性を含めた上で久部長の打ち筋を評する。
「ーー久の恐ろしいところは
性格というか 性質そのものが卓上以外にもおよんでいるところだ。」
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「悪い待ちほどーー分の悪い賭けほどーー
耐えて待った時に事態が好転している」
 
2年前、久部長が1年生だった頃、清澄高校麻雀部は幽霊部員が数人いただけの部寸前の状態。頑張って勧誘すれどもすぐにやめていってしまった。
それでも部長はめげることなく、その後の2年間ずっと新しい部員が入るのを待ち続けた。翌年にはまこが入部し、その次の年には優希、和、咲が入部。そしてインターハイの準決勝まで辿り着いた。
合宿で優希に向けて言った「状況が悪いとか才能が無いとかそんなことを思う時があったとしても、立ち止まらずに一歩一歩進んで行けば、きっと何か違う景色が見えてくるものよ。」という台詞が、部長が「人生の悪待ち」を選択する根底にある考え方を表しているなぁ。
努力と忍耐がその後の好転を招く。部長の悪待ちからの成功は偶然ではなく、部長の人生観に起因するものなんだね。何かと部長の悪待ちは能力という陳腐な言葉で片付けられがちだけど、結果に至る過程を十分に経験しているからこそって感じがする。
 
書いてて思ったんだけど、部長が部員の足りない状態で個人戦でエントリーしなかったのは、全国中学生大会で美穂子の実力を認めた上で、自分の実力だけでは個人戦優勝はできないと悟ってしまったんじゃないかな。それ故に団体戦として出場し"インターハイ優勝"を狙うことを決心して部員を待ち続けた。となると部長にとっても和や咲と同様に"インターハイ優勝"に拘る理由があるのかもしれない。苗字が変わったことにも関連するところでもありそう。
 
 
 
後半戦南一局 親:雀明華 ドラ:4p
部長は南を引くが、明華ちゃんを警戒して一旦手に保つ。
そして再び部長に聴牌が入る。
678m235*666p5*67s南 ツモ:4p
南を切れば三面張と書いてあるけどdreamscapeにミスの指摘があり、12457pの五面張。
しかし部長はここでも悪待ちを選択。残りの南は明華ちゃんが全て持っているか他家が警戒してオリることも大いに考えられるこの状況。実際に親の明華ちゃんはこの場面で南を2つ持っていた。部長は自分が南をツモる方に賭け、実質的に地獄単騎で立直をかけた。
 
一方の明華ちゃん、
234445*67p東東東南南
ダマで張ってたんだね。さっき部長が五面張を選んで南を切っていたら振り込んでたんだ。
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部長はこの分の悪い賭けに成功。見事に南をツモり、3000・6000を和了った。
ダンクヅモ部長かっこいい!
 
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脳汁ダバダバ部長かわいい!
 
今回も揺杏は和了ることができないまま、中堅戦が終了した。
 
点数状況は
臨海:163000
姫松:127000
清澄:102000
有珠山一桁違うでしょ……。
 
次号は6月20日発売。