咲-Saki- 第132局[恩義] 感想
ユキちゃん出撃
(恩義のあるなしにかかわらず、先輩たちがよろこぶように生きたい)
ユキちゃんは常に利他的な考えというか、素直に先輩たち4人のために勝ちたいという強い意志がある。一方で爽を始めとする上級生4人は、ユキの名を全国に知らしめるという相違の目的のもとでここまでやってきた。
4人の期待を背負いつつ、それに応えて優勝に導く。
(努力してみよう…)
感謝の気持ちは、試合で返す――!!
ユキちゃんの改造制服はおもち部分の協調もだけど、やっぱりフリフリが目を惹く。あとBD7巻、予告OPの設定にもあった腕輪も要チェックだね。
「心安かれ 恐るることなかれ 汝死ぬることあらじ」
「安心せよ、恐れるな。あなたは死ぬことはない」*1
「わが祭物を携えて之を汝の前に備えるまで ここをさりたもうなかれ」
爽は思い付きでテキトーなこと言ってそうで、意外に的を得てる?ユキちゃんを勇気付けようをしてるのは伝わるけど、まぁでも絶体絶命の状況には変わりないよなぁ。
ユキちゃん……は聖書を引用すると中二病っぽくてらしさが一番でるというか。「かっこいい!」ってやつ……?
ともあれユキは爽に対する忠誠を誓い、爽はユキに信頼と期待を寄せるこの関係、たまらなく好き。
メグの後悔
ネリーから、有珠山を生かしつつ大将戦に回すように言われたメグ。
去年のインハイで透華から逃げてしまった自分を未だに引きずっている様子。予め相手の力量を感じたら正々堂々勝負することを宣言した。
臨海は監督が常に控室にいる割に、選手との温度差が凄まじいなぁ。
中堅戦終了時点の点数状況が公開された。
52 臨海女子高校 164400
38 姫松高校 127300
33 清澄高校 101000
49 有珠山高校 7300
有珠山は回想に入る前よりさらに減っていた。二桁違うと流石になぁ……。子の満貫直撃で飛ぶとか崖っぷちすぎる。
そういえば第129局でユキちゃんが「まだリーチが7回打てる………」って言ってたけど、残点が7300点だからだったのか。
中堅戦の結果は次の通り。
清澄高校 久部長 +27800
姫松高校 洋榎 +5700
臨海女子 明華ちゃん +1700
有珠山高校 揺杏 -35200
久部長やっぱりめちゃくちゃ稼いでるね。13巻の表紙を飾ったこともあり、完全に単行本を通じての主役だった。洋榎も負けたことがないこともあり安定してて見てて安心する打ち回しだった。明華ちゃんは能力をセーブしているみたいだし、決勝進出があればこれからが見どころ。揺杏は――まぁ揺杏だけの責任じゃないからね。
準決勝副将戦、試合開始――。
選手が卓に揃い、Bブロック準決勝副将戦が始まろうとしていた。
やっぱり和はかわいいなぁ。
ところが場決めで思わぬアクシデントが……。
\ポョン/
エトペンになりたい。
あぁ~~~ここのユキちゃんがかわいいんですよ!!!!!
和とユキ、身長差こそあるものの同い年なんですよ!二人とも礼儀正しいから敬語を使うし!それに誕生日がとても近い!!!(和:10/04、ユキ:10/09)
この二人のカプ、アリですね!
おもちとおもちに挟まれて吹っ飛ばされたエトペンは、元GKの絹ちゃんががっちりキャッチ。絹ちゃんのスカートの中、完全に中見えてるしアウトだと思う。よかったね、のどちゃん!
この副将戦は今までの対局の中で一番おもち重量が大きそう。
一方のメグは一人だけ疎外感。留学生だからね。明華ちゃんも同じこと言ってたよ。
のどっち、覚醒――。
気を取り直して対局開始。
東1局
親:ダヴァン ドラ:9m
和の配牌
2389s1457m227p中
西を引いたのが和なので、親はメグだと思われる。
東1局にして、早くも卓上に異変が。
「ハロゲイトのアリスみたイナ――… いやちょっと違いまスネ」
この異変を「ハロゲイトのアリス」と形容したメグ。
ハロゲイト(Harrogate)はグレートブリテン島のイングランド北部に位置する街。この街は温泉保養地として有名な観光地みたいですね。立先生、海外まで温泉地を舞台にするなんて本当に温泉が好きそうだなぁ。
メグってアメリカ出身だった気もするけど、勘違いだったかな。わざわざ英国の地名を引用するってことは、イギリスに所縁のあるのかもしれない。
この辺りは日本語のページが乏しいので、「Harrogate alice」で検索。ドンピシャでコレって感じのはなかったのですが、Harrogate Theatre というハロゲイトの劇場で「Alice In Wonderland」の演劇を上映しているようですね。この劇場はダンス、演劇、オーケストラといった公演を行っているようで、劇場内も華々しい装飾が施されています。
電飾をディスプレイに見立ててそう言ったのかな~とも思いましたが、いまいちピンとはきませんでした。
和、開始直後からのどっちを降臨させる――。
今号の発売日は10/3でしたが、翌日10/4「天使の日」は原村和ちゃんの誕生日でした。副将戦開始で天使のどっちを降臨させるこのタイミングのよさ、なかなかになかなかですね。
のどたんイェイ~♪
次号は休載。
次回は11/7発売号に掲載。